婚活レポ「●日後に成婚退会する女子」vol.16 ~仮交際で聞くべきこと~
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目次
短期間で価値観を知るには?
ノンフィクション婚活レポートに過去、何度も仮交際と真剣交際について書いてきましたが、
婚活レポ「●日後に成婚退会する女子」vol.15 ~6ヵ月で成婚退会ルール~
https://8-kon.com/blog/post_6516/
結婚相談所の仮交際(プレ交際)は、複数人と同時進行ができる、いわゆる比較しながら相手を選ぶ期間となります。
二人の関係は友達以上、恋人未満で、出会って数回しか会っていないので、相手のことを”さん”付けで読んだり、敬語で話していたりと、距離はまだまだ遠い存在です。
仮交際の相手とのコミュニケーションで、彼女がなかなかできていないことがありました。
婚活をしている人でも結構聞けていないのでは無いかと思うのですが、過去の恋愛事情についてです。
過去のことを根掘り葉掘り聞くことは失礼になるかもしれないし、相手に嫌な思いをさせてしまうかもしれない、という不安もあるのでしょう。
彼女もそんなことを潜在的に感じているようで、いつも仮交際で将来のことばかりを話しているようです。
男性のように、興味本位(失礼...)だったり、競争心から来る質問ではなく、「どんな経験をし、その時に何を感じて考えたのか、その後自身にどういう影響があったのか」という過去の点を線で結びつける作業が必要です。
これは一般的な恋愛だと同じ時間を過ごし同じ体験をし、それについて話し合っていく上で相手の考えや価値観に触れることができる、時間がかかる作業です。
これを婚活中は短期間で行う必要があり、お互いがインプットとアウトプットを繰り返すというまあまあ高度なコミュニケーションスキルが必要となっていきます。
時間が解決してくれるわけでもなく、同じ釜の飯を食うわけにもいかず、背中で語るわけにもいかず、自分お想いを言葉にし、相手とすり合わせていくことが必要です。
将来のことはいずれ変わること
将来のことについては、誰しもが希望的観測「こうだったらいいな」というものが含まれます。
現実的にやれるかどうかは別として、実現には個人差がありますし、希望的観測はだいたいが叶わないものだったりしますし、いずれ変わっていくものだったりします。
それを、相手の価値観だと間違えてしまうと、結婚という現実が迫ったときに、言っていることとやっていることのギャップが生まれ、それはいつしか信頼関係を揺るがすものに変わっていくと思います。
彼女も仮交際中のお相手とコミュニケーションをとるとき、電話やLINEやデートをする時には、相手が考える将来のこと、結婚生活や家庭像のこと、どんな夫婦でいたいかという希望ばかりを聞いていたようです。
その度に、素敵な考えだと共感し、相手の人格も肯定してしまうことが多いのですが、デートを繰り返していくうちに、その考えと人物像がどうも合致することがなく、目の当たりにすることで気持ちが下がっていってしまうという繰り返しが起きていました。
過去のことは変えようが無いこと
まず仮交際で相手を知るということで相手の価値観に触れるには、事実としての過去の経験を聞くことです。
そして、その経験から自身はどのように感じたかを聞くこと。
最後にその感じたことが今の自分にどのように影響を与えているか、与えていないかを聞くことです。
一番聞いておくべきことは、過去の恋愛のことでしょう。
恋愛経験が多い人に全ての恋愛を聞くことはできないのですが、一番思い出に残っている恋愛や、一番感情的になった相手のことなどを聞くことです。
何年くらい付き合ったのか、というのはその年数分だけお相手と向き合いコミュニケーションをし、価値観に触れるだけの時間があったということ。
どうして別れたのか、というのは価値観の違いで別れたのが要因なので、自分はどんな価値観(だったか)で、相手がどんな価値観で、その決定的なすれ違いはなんだったのかということ。
別れたときに何を感じたのか、というのはそのすれ違いに対して是なのか非なのか、別れた要因に対するモノの価値観がどれほど自分にとって大切なのかということ。
その後の恋愛に、その別れは経験値として積み重なっているのか、もしくは反面教師として回避できているのかということ。
過去のことは変えられない事実のため、将来のような曖昧さはなく、今目の前にいる人の価値観を形成しているものです。
これらを聞いておくべきタイミングは仮交際中となり、真剣交際での結婚に向けた段階で聞くには遅いということになります。
入会面談しかり採用面接しかり
これは結婚相談所での入会面談で行われる、その人の結婚観をお聞きする手法と全く同じです。
まったく恋愛経験がない人もいますので、その時にはお付き合いしたお相手を「片思いしていたお相手」と置き換えることで聞くことができます。
もしかしたら男性は、恥ずかしさのあまりあんまり話したく無いと言うかもしれません。
そんな時は、
「あなたをもっと知りたい、考えや価値観を知って理解をしていきたい」
などと言えば、男性は自分のことを知りたいという女性を好意的に思う傾向があるので喜んで話してくれるでしょう。
企業の採用面談を考えるととてもわかりやすく、今までの経験はどんなスキルがつきどんな仕事ができるようになったのか、今の自分を作っている要素となるのか、ということです(よく聞かれているなと耳慣れている人もいるはず)。
そこで、「点と点がつながらない、経験が順当に積み重なっていないのでは?(やりたいことだけ虫食いでやっていない?)」というような質問になるのです。(これも耳慣れている人...はい、ハチです)
話を彼女に戻すと、彼女も結婚相談所での活動に慣れ、感情面で動くことが少なくなり、相手の価値観と条件で客観視するようにできてきているとのことです。
(この話は次回にでも...)
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