結婚相談所の婚活、マッチングアプリの婚活

こんにちは!

ヨコハマのIT企業が運営する結婚相談所 8bit婚活エージェンシーのハチですヾ(o´∀`o)ノ

 

結婚相談所に婚活相談に来る方のほとんどはマッチングアプリで活動している方がほとんどです。

婚活が上手くいくのであればどちらのサービスを使ってもいいのですが、しっかりとそれぞれの違いを理解した上で、活動場所の選択を間違えないようにするのが大切です。

プロフィールに縛られる活動が向いているのか向いていないのか、しっかりと考えていきましょう。

 

独身者の婚活サービスの利用経験割合

9月8日にニュースリリースされたリクルートブライダル総研の「婚活実態調査2022」でも調査結果が公表されていました。

【独身者の婚活サービスの利用経験 サービス別】

■ネット系婚活サービス

2022年 男性20.0% 女性20.4%

2021年 男性20.2% 女性23.8%

2020年 男性17.9% 女性20.6%

■結婚相談所

2022年 男性6.1% 女性4.1%

2021年 男性5.9% 女性5.0%

2020年 男性5.7% 女性5.0%

 

結婚相談所を利用して婚活する独身者の数は少なく、サービスの認知はまだまだ少ないということは今回のブログのテーマではないのですが、結婚相談所を利用するのは男性の方が多いのが印象的です。

当相談所が加盟しているIBJ日本結婚相談所連盟での男女比率は、男性40%女性60%という女性が多い比率ですが、リクルートプラダル総研の調査では、2022年の利用率は男性が6%女性が4%と比率としては逆転しています。

桁数が違うので1~2%の差をもって男性の活動が多いということは断言できませんが、ネット系婚活サービスと結婚相談所の割合を合算するとちょうど同じくらいになります。

調査では婚活パーティーの調査結果も公表されていますが、婚活パーティーのみ女性は男性の約2倍ほどの割合差があります。

 

マッチングアプリでの婚活

調査では、全体の独身者から婚活サービスを利用している総数も公表されていますが、4人に1人は婚活サービスを利用した経験があるとのことでした。

その中でもやはり一番多いのがマッチングアプリでの婚活です。

 

マッチングアプリは2012年にアメリカでTinderが公開され、その後日本へと渡ってきました。

当時も今もアメリカのマッチングアプリはデーティングアプリと呼ばれ、デートをすることが目的となり、日本のように条件検索はするもののメッセージのやりとりや、プロフィールなどで価値観や内面をしっかりと書かれているサービスにはなっていません。

まずは会ってみて、コミュニケーションの中からお互いの価値観や求めているものを確認して相手を選んでいくということです。

 

マッチングという言葉の通り、さもすれば機械的に出会いを作り、後は自分次第相手次第と、双方のコミュニケーションに託されているサービスです。

アメリカでデーティングアプリが主流となり(現在、新しいカップルの39%が最初にインターネット上で出会っており、専門家は2040年までにこの数値が70%に増加すると予測している)、婚姻やパートナーシップを形成することができているのは、一つは日本と違い、コミュニケーションでしっかりと相手を見極めることをしているからです。

話してみて相手を知り、相手の価値観を知り、ボディランゲージも使い、出会ってから相手を見極めることを必須としています。

 

対して日本では、出会う前のプロフィールで相手を見極めようとし、年収や年齢、自己PRなどですでに一定の精査がされていて、出会ってみて確認することは生理的なものだけだったりもします。

プロフィールをクリアすることができれば、出会ってからの進め方もスムーズで、プロフィール写真と相違がなければ恋人関係に進むのが早い人も多いのではないでしょうか。

そして、プロフィールが多少違っていても疑うことをせず、既婚者でも簡単にアプリで出会えてしまっているということなのかもしれません。

 

逆説的に考えると、プロフィールをクリアしないと出会うことをしないから、なかなかマッチングもせず出会えていない(出会うのに慎重すぎる)アプリ利用者も多く存在するのだと思います。

とにかく会ってみて、そこからコミュニケーションをとり、相手の求めているもの、自分が求めているものが共通し、お互いが目指す方向でお互いが合意をするということができないのではないでしょうか。

 

マッチングアプリで結婚できる人とできない人

マッチングアプリでは、ヤリモク、マッチングしない(出会えない)、出会っても(アポしても)プロフィールと違った、などたくさんの失敗談を聞きます。

全てプロフィールに基づき、プロフィールの壁を越えられない失敗です。

 

ここ数年マッチングアプリで出会って結婚する夫婦を見ると、男性女性どちらも似たような性格です。

二人の会話が多く、話好きな夫婦が多い印象ですが、中には落ち着いた寡黙な夫婦もいます。

これは恐らく、二人のコミュニケーションがしっかりとれていて、寡黙な夫婦も寡黙な範囲でコミュニケーションをとっているということでしょうか。

 

リクルートブライダル総研では、個人のアンケートの範囲となり夫婦にアンケートをとっていないので仮説の域を越えられないのですが、ここにマッチングアプリで結婚できる人のヒントがあるかと思います。

それは、プロフィールで相手を選択していくのではなく、プロフィールは検索をするきっかけだけで、出会ってからのコミュニケーションに重きを置いているということです。

「じゃあ会ってからコミュニケーションをとるという考えでいればいい」と思うでしょうけど、婚活は婚活している間は自身の出会う方針を固める活動となり、プロフィールという”出会う前の条件選択”を重要視していると、”出会ってからのコミュニケーション選択”という方針で活動することに抵抗がありますし、すぐに方針を変えることができません。

 

マッチングアプリで結婚できる人は”プロフィールでは全てがわからないから会ってみてから相手の性格と価値観で相手を判断していく”という考えを持っている人です。

プロフィールで判断するな、というわけではなくプロフィールで見極めず、信じ込まず、相手の人柄を判断基準とすることがマッチングアプリで結婚できる(できている)独身者というわけです。

 

補足として、これも仮説の範囲ですが、アメリカがなぜデーティングアプリであり、日本のように婚活色が濃くないかというと、条件検索やプロフィール検索よりも、出会ってからのコミュニケーションで十分相手を見極めることができる(コミュニケーションを大切にする)文化であるから、デートをするということだけで異性同士がパートナーシップを構築できるからだと思います。

マッチングアプリの構造上、日本人には向いていないサービスとも言えるかもしれませんね。

 

結婚相談所との違い

結婚相談所とマッチングアプリの違いをあげると、たくさんありすぎるのですが、本ブログのテーマに沿った違いはプロフィールの違いです。

 

結婚相談所のプロフィールは全ての項目に裏付けを持たせることになります。

いわゆる証明書を提出することになりますが、年収、勤務先、学歴、資格、住所、年齢、全ての証明書が必要となります。

年収などは年次で増減もありますので、毎年提出を求められます。

 

これはどういうことかというと、相手のプロフィールを見極めようとする選球眼は必要ありません。

年収は本当なのか、年齢は偽っていないか、未婚なのか既婚なのか(この疑いは一部ですが)、プロフィールへの信用性が100%です。

見極める必要がありませんので、条件検索で出た結果の人が全て自分の条件対象となる相手ですので、そこからは条件でみるより相手の性格や価値観、ライフスタイルなどを見ていくことになります。

“出会う前の条件選択”という段階は省略されるので、相手の内面を見る一歩踏み込んだ見極めをプロフィール検索の段階で行うことができます。

前述したアプリで結婚できる人の、コミュニケーションをとる”出会ってから選択式”というのが結婚相談所です。

ですので、昔の結婚相談所や仲人さんは、「会ってから決めなさい」というようなアドバイスをしていたのでしょう。

 

プロフィールで自分を大きく見せることもできないですし、過度なアピールをすることもできません。

これが、マッチングアプリを使っている独身者からすると退屈に見え、トキめかない人たちばかりという印象を与えてしまいます。

 

アプリで上手くいかないから結婚相談所、ではない

アプリではコミュニケーションに長けている人が成果を上げていけるのですが、どうしてもコミュニケーションが苦手な人は多くいます。

結婚相談所には、「条件としては何も問題ないけど女性との恋愛が苦手」という男性が多くいます。

コミュニケーションは問題無いのですが、恋愛となると正解がわからない、女性に対して間違えた言動をしてしまうという男性です。

アプリのようにプロフィールの条件だけで決められて、会ってみるとプロフィールとのギャップを感じてしまうためなかなか上手くいきません。

 

このような方々は活動の場がアプリ(=出会う前選択型)ではなく、結婚相談所(=出会った後選択型)だというだけです。

アプリで上手くいかないから結婚相談所というわけではなく、プロフィールというものに縛られることがプラスにならないというわけです。

プロフィールに縛られることは、コミュニケーションを求められるということですので、スペックが良い(問題がない)のはプロフィールに縛られない方がいいということになります。

逆説的な考えになりますので、自身の活動の場を見誤ってしまう可能性が高いので気を付けて活動する方がいいということですね。

 

成婚退会するための婚活ノウハウはこちら

婚活ノウハウ