女性にスペックを求める男性が増えてきている理由
こんにちは!
ヨコハマのIT企業が運営する結婚相談所 8bit婚活エージェンシーのハチですヾ(o´∀`o)ノ
マッチングアプリや婚活サービスで相手を探すのが当たり前になってきましたが、相手を探す時は必ず条件で探しますよね。
相手を探す条件は、男性は女性の年齢条件で女性は男性の年収条件でというのがほとんどです。
しかし、ここ数年男性の条件検索に変化が見え、女性にスペック(年収、学歴)を求める男性が増えてきていると実感します。
目次
女性にスペックを求める男性
女性が男性を検索する条件で一番多いのは年収、次に多いのが学歴、場合によっては好みではありますが身長などになってきます。
男性からすると”稼いでいる額”で測られることが、受け取る男性にとっては生々しく、または打算的でしたたかな女性と映る方も多くいます。
一方で、男性は女性の”年齢”で検索することが多いので、女性からすると若さを求める男性に生理的な嫌悪感を抱いたり、自身と不釣り合いな相手を探そうとする行為に滑稽さを感じたりします。
男女が自身の好きなように相手を探し始めると要求ばかりが大きくなり現実的な相手を探すことが難しくなっていきます。
男性は女性の年齢、女性は男性の年収、とする条件で相手を探すのが婚活では当たり前ですが、婚活をしたことがない男女でも同じような条件で相手を選んでいるので誰もが納得する探し方なのでしょう。
しかし、婚活に限らず世の中の常識とまで言える検索条件ですが、ここ数年男性に変化が見られてきています。
その変化というのが、男性が女性に年収や学歴、職業などスペックを求めるようになってきているということです。
男性自身と同じくらいの年収(または近い年収)や、学歴、職業などで女性を探すようになってきました。
詳細なデータなどで証明することはできていないのですが、帰納的に考えてもこの現象の説明ができてくるので、将来的には当たり前になってくるのではないかと考えています。
結婚観は時代背景を反映する
相手を探す条件というのは結婚観と同じく、それぞれがそれぞれの都合があり、個人差もあります。
相手を探す条件(結婚観)には常に時代背景が反映し、人の価値観が加わってくる外的要因からくるものだと推測されます。
また時代によって人々の価値観そのものも変わりますし、個人が置かれている状況、育ってきた環境や学んできたことなど、内的要因も大きく影響を与えます。
一つの答えとして、同じ結婚観に永続的なものは無いということでしょうか。
男性が女性に年収を求める心理は、妻には働いてもらいたいという”共働き”を望んでいるからしかありません。
専業主婦を希望する男性であれば、女性の年収は気にしませんし、年収で検索しません。
女性が男性に年収を求めるのは、結婚してからも男性は働き続けるもので、その収入によって家庭を築いていくということが当たり前に考えられているからですよね。
では、なぜ男性がスペックの高い女性を求めることが多くなってきているのか。
一つは将来に不安を抱えた若い世代が、婚活世代となってきたからだと考えられます。
年収があがらない、社会保障が無くなる、年金問題など、明るい話題がほとんどないのではないかと思われる最近では、若者の将来に対する不安というのが色濃く反映しています。
男性は、自分1人で家族を養っていける自信も無く、結婚によって収入減が増えることを歓迎しているのでしょう。
むしろ、女性と同じく、経済的な安定のために結婚を望む男性が増えてきているのかもしれません。
同類婚とは
同類婚とは、婚活市場では自然と起こっている事象ですが、正確な意味だと「共通の社会的、肉体的、もしくは精神的特徴を持つ者同士が結婚すること」という意味のようです。
婚活市場だと、同類婚というのはほぼ、本人同士の育ってきた環境(おもに学歴)と今いる環境(おもに収入や勤め先)の二つで分類されると思います。
この同類婚が、本ブログのテーマとなる男性が女性に年収を求める要因として大きいのではないでしょうか。
国税調査をもとに分析した仮説によっても婚活市場がダイレクトに影響をうけているのがわかります。
J-STAGE「人口学研究」
日本における学歴同類婚の趨勢:1980年から2010年国勢調査個票データを用いた分析
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jps/advpub/0/advpub_2101001/_article/-char/ja/
妻30–39歳の日本人夫婦を対象として、記述統計ならびにログリニア分析を行ったところ、われわれの分析結果は、
1)学歴同類婚ならびに女性の学歴上方婚の連関が弱まっている
2)女性の学歴下方婚の連関が強まっている
3)大学卒の女性において下方婚の連関が強くなっている
社会情勢として
①グローバル化による労働市場の二極化(雇用の非正規化)
②ジェンダー革命による女性の経済的役割の変化
性別趨勢として
大卒男性において非正規就業の割合が増えたこと
大卒男性の所得分布が下方に推移
大卒とそれ以外の学歴の者との経済的な境界が一部曖昧となりつつある
高学歴女性をはじめとする稼得能力の高い女性の結婚市場における魅力が向上
大学卒女性の婚姻率が上昇し,女性の学歴下方婚,とりわけ大学卒女性の下方婚がより生じやすくなった
最後に興味深い分析結果として、
欧米では高等教育への進学における男女差の逆転により、女性を主な稼ぎ手とする世帯の増加、平等主義的なジェンダー態度の拡散、妻学歴下方婚カップルにおける離婚率の減少といった社会規範の変化がみられるという(Esteve et al. 2016)
とあるように、離婚率の減少とは、婚活世代の価値観が鞘に収まった結果なのだと思います。
女性のプロフィールの年収表記
結婚相談所ではプロフィールに証明を求めますが、年収には年収証明や昨年度の源泉徴収、転職した場合でも直近3ヵ月の給料明細から年収予測をして表記します。
これまで(今現在もそうですが)男性のプロフィールへの年収表記は必須となっています。
対して女性は必須ではなく、公開か非公開かが選べます。
これは今までだと、高年収女性だと男性の劣等感を生みやすく、男性からの申し込みが減るので結婚相談所は総じて高年収女性に年収の非公開を求めていました。
お見合いを申し受けする時点で高年収を見せる必要はない、まずはスペックよりも外見や内面で判断してもらい、出会ってもらおうという意図からです。
女性の年収表記はお見合いをする機会を減らしてしまう、という考えでしょう。
しかし、前述しているように社会情勢の変化による結婚観の変化も起き、男性や女性が相手に求める価値観も変わってきている中で、女性の年収表記が必ずしもマイナスに働くわけではないということです。
これからの婚活
これからの、とりわけ結婚相談所での女性の婚活は、良い出会いを掴める一つの要因となってくるので、スペック(年収、学歴)表記をしていく必要があると思います。
以前よりも下方婚を求める男性は減り、女性が稼ぎ男性が家事育児を担当するという結婚生活も多くなってきています。
婚活も新しい価値観を反映させるようになり、相手に求める条件に変化が起きてきています。
女性の年収表記もポジティブになり、活動している会員さんが一番実感しているでしょう。
結婚相談所も女性の年収表記をネガティブ一辺倒にするのではなく、女性がどんな相手と出会いたいかを理解し、プロフィールを作っていくべきなのかもしれません。
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