「自立した女性」って?女性に伝わらないあいまいな言葉

こんにちは!

8bitスタッフのハチですヾ(o´∀`o)ノ

自立した女性が好き

婚活男性のプロフィールでよく見る「自立した女性が好きです」というワード。

「自立した女性」とはいったいどういう女性なのでしょうか。

 

さもすれば女性にだけ条件をつけて自分は関係無いという印象も与えかねません。

むしろ故意にその意味を含んでいる男性もいるかもしれませんね。

それを言われている相手の立場にたって考えてみると、自立ってどこまでのことを言っていて、それは完全にあなたがボーダーラインを決めている主観的なものでしかありません。

どこまで努力をして高めていけばいいのかゴールが見えないのに「自立した方がいい」とは言われたくないですよね。

 

自立した女性に放っておかれたくない矛盾

自立した女性とは、言葉通りの受け取り方をしたら、相手に頼らなくても生きていける女性ということですよね。

結婚によって相手に頼る部分といえば、経済的なところか精神的なところで、他にも生活をしていく上で男性だったら女性による食事などの生活補助的なところでしょうか。

経済的に安定している女性であれば、男性に頼る部分は精神的なところが大きいのかもしれません。

 

男性が発する「自立した女性」とは、

精神的にもしっかりとしていて、時には男性が仕事や友人関係で悩んでいるときも良い相談相手となること。

将来子供が生まれても子育てや教育に考えを持って行動し、間違えた道や放ったらかしなどがないこと。

自分の意見を持ち、これまでの人生流されることなく今までやってこれた芯のある女性であること。

これらが男性が言う「自立した女性」なのかなと思います。

 

もうこれだけで結婚しなくて良いんじゃないかな...結婚すると夫を養うことになってしまうマイナス面しかないのでは...と思うくらい自分で生きていける女性ですよね。

自立していたら頼る必要もないですし、男性を放っておいても自ら決断して進めていく能力もあるから、頼れない男性は放っておくかそもそも好きになりません。

男性はそのような女性を好まない傾向があり、頼って欲しいし、あなたがいないと生きていけない、くらい言われたいんじゃないでしょうか。

男性は放っておかれることを嫌い、拗ねてしまいますので、そもそも矛盾しているのではないでしょうか。

 

干渉してほしくないという間違えた解釈

「自立した女性」というのが定義がはっきりしていないため、定義がはっきりしていない言葉は時には都合よく解釈されてしまいます。

婚活男性が都合よく使っているであろう「自立した女性」というのはこういうことだと思います。

 

女性自身が稼ぐ能力があり、男性が一家を養っていく収入を稼がなくてはならないという、精神的プレッシャーからの解放。

女性自身が精神的にも安定して責任感も強いため、男性が頼りにされる責任感を持たなくてはいけないという、精神的プレッシャーからの解放。

女性が一人で過ごす時間を大切にし、男性の一人の時間を干渉してこないという、精神的プレッシャーからの解放。

どれも男性が干渉されることで精神的負担を負ってしまう、自己都合をもとにした考え方のような気がします。

 

「自立した女性」というのは、単に男性にとって、適度に距離感があり適度に自分で考え経済的にもお金がかからない、都合の良い女性という解釈になっているのかもしれません。

そんな都合のいい結婚生活はありませんし、結婚生活は同じ屋根の下で共同生活を送るわけですので、相互干渉は必ず起こります。

干渉してほしくないというのは単なるわがままで、干渉されない結婚生活などありません。

 

自立した女性が結婚したい相手になれるか

経済的にも精神的にも自立をしている女性はたくさんいますが、そのような女性が「自立した女性を求める男性」と結婚したいと思えるでしょうか。

 

経済的にも精神的にも自立をして頼る必要がほとんどない女性に、干渉されないような結婚生活を送りたい男性というのは、その自立が自分より上であってはならなく、自分が優位に立った上で女性に自立を求めているのではないでしょうか。

自分の物差しではかるような、女性を自分の枠組みに収めたいという男性の価値観にすぎないのです。

よって自立した女性は、「自立した女性を求める男性」を男性優位に立ちたいだけのプライドであると気づき、冷ややかにみている可能性だってあります。

 

結婚生活を送る上で、相手を尊重し、自分より優れているところを認め尊敬し合い、対等な関係性を築いていくという想像ができることが「自立した女性が求める男性」となのではないでしょうか。

女性の方が年収が上であっても、仕事ができても、考え方が大人であっても、相手を認めて卑屈にならずに価値観をすり合わせていける男性であれば自立した女性が求める男性なのでしょう。

そんな男性になって初めて「自立した女性」を求めることができるでしょうし、女性が将来結婚したい自分が求める男性だと考えてくれるはずです。

 

あいまいな言葉をやめて価値観をあわせよう

では、意味合いが同じでより女性に伝わりやすく印象が良い言葉はなんでしょうか。

対等な立場で、同じ目線で、家事育児は平等に、頼りたいし頼られたい、などさまざまな言葉に変換できますが、これは相手だけじゃなく必ず自分も含まれる「二人で」となります。

家事育児は分担したら自分もやらなくてはいけないですし、責任も平等です。

それができずに「自立した女性を求める男性」は価値観のすり合わせを放棄した、女性にだけ理想を求める押し付けがましい男性に見えてくるでしょう。

相手に一方的に自立した女性を求めるわけにはいかず、自分も合わせていかなくてはいけませんし、同じことをしていかなければいけません。

それが「自立をした女性」を求めてよい男性です。

 

プロフィールの自己PRは「私が理想とする女性は、自立した女性ですが、それを尊重し自らも高め二人で対等な立場で結婚生活を送りたい」と変えてみたらいかがでしょうか。(長い)

 

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