【男性向け】仮交際で手を繋ぐとフラれる理由

こんにちは!

横浜市にある結婚相談所8bit婚活エージェンシーのハチですヾ(o´∀`o)ノ

先日、結婚相談所での仮交際中の男性会員から「手を繋いだ」と喜びの報告がありました。しかし、翌日女性からお断り交際終了のお知らせが・・・。

なぜこのようなこのようなことがおきてしまうのでしょうか。
今回は、仮交際で手を繋ぐとフラれる理由についてです。

手を繋いだら翌日に交際終了

過去にこんなツイートをしましたが、同じようなことがずっと起こり続けています。

https://twitter.com/8konagency/status/1451352724251971621?s=20

他相談所の男性会員の話。

仮交際中(複数交際)に、お見合いから3回目のデートで「今日手を繋ぎました!」と喜んで相談所に報告してきた次の日にお断り交際終了。

女性は、肌の触れ合いやスキンシップは感情と強く結びついているため、恋愛感情が不完全な状態で触れてはいけない。

 

一般的に見たら手を繋ぐことくらいどうってことないと思いますし、なんで手を繋ぐことくらいで交際が終了するんだろう?という疑問を持ちますよね。

でもこの仮交際中に手を繋ぐタイミングは非常に重要で、お互いの気持ちの足並みがそろわない限り、その行為はただただ「ベタベタ触られた」ことと同じになってしまうのです。そしてこれを多くの男性がやってしまいます。

 

女性から積極的に手を繋ぐことには男性は悪い気はしませんが、男性からやるとなると女性は「知り合って間も無いのにベタベタ触られた」と感じてしまい、気持ち悪がられたりします。そして女性から翌日交際終了の連絡が来るわけです。

 

勝手な妄想で行動してしまいがちな男性

このような出来事は、結婚相談所では意外と多く起きています。

でも、初めての仮交際でこのようなことが起きたら、男性は非常にビックリしてショックを受けてしまうかもしれません。

男性からすれば「あんなに楽しかったデートで手を繋いでお互いが気持ちが通じ合ったはずなのに…」と、思ってもみなかった展開になってしまったわけですが、これは、相手女性の気持ちを考えることができていなかったということなのです。

結婚相談所で活動する男性は、勝手な男性の妄想で行動してしまいがちです。

もしかしたら、婚活アプリやマッチングアプリでも真面目に活動している男性でも、知らないうちにこういった行動を取ってしまっているかも知れません。

 

その場でやめてほしいと言う女性もいれば、その場は相手に気を悪くさせないように我慢して手を繋ぎ、翌日に相談所経由でお断りされますので、まだ女性の相手男性への傷つけないような優しさがあったということですよね。

仮交際中2~3回デートで手を繋ぐのは、女性にとっては一か八かの賭け

結婚相談所での活動の流れを説明すると、お見合いをしたその日そのままデートに行くことは稀で(というかほぼ禁止)、お見合い終了後に男女それぞれが所属の相談所にお見合い結果の報告をします。いわゆるアリかナシかですね。

 

お互いがもう一度会いたいという気持ちになると(よくわからなかったからまた会ってみよう、含む)交際希望となります。

そこで初めてお互いの連絡先が交換され、初めて直接連絡をするファーストコールを行います。

その後はお互いがLINEなどでコミュニケーションをとりながらデートを重ねていくというのがお見合い後の流れです。

 

それでこの手を繋がれる行為ですが、だいたい仮交際中でのデートの2~3回目で起こるようです。

初めて会ってから2~3回目なんてほとんどまだお互い知らないことだらけ。どうして男性はそんなにすぐ手を繋ぎたがるのでしょうか。

 

女性は、2~3回デートをしただけで男性への気持ちは全然定まりません。

自分自身もハッキリとよくわかっていない方が多く、2~3回のデートでは自身の気持ちが進むのか退くのかもわからないのです。

その状態で手を繋がれるということは「今ここで僕への気持ちを決めてくれ(恋人としてアリかナシか決めてくれ)」といっているようなものです。

女性自身もよくわからないのに決断を迫られたら、自分の心に従うしかないですよね。「どっちに転ぶかわからないけど、やるしかない」というような賭け事になります。

 

手を繋いでみて気持ち悪さが無い、いわゆる生理的にクリアすることができるようであれば問題は無いのですが、これがネガティブな方に働くと「好きじゃ無い人と手を繋ぐのは気持ち悪い」と思ってしまい、自分の気持ちに気づいてしまいます。

一度嫌な気持ちに気づいてしまうとそこから挽回することはほぼ不可能で「この人とはこの先も無理」と自認してしまいます。

 

そんな女性側の自身の気持ちの判断をよそに、男性側は手を繋げて喜んでいるということですよね。随分と身勝手で相手の気持ちを汲むことができない人、という印象を与えますので軽い気持ちで手を繋ぐようなことはないようにしましょう。

男女関係の進展による心理的魅力要因の変化

そもそもなぜ男性は気持ちが先走ってしまうのか、なぜ女性は慎重になるのか。

これは結婚相談所の会員に限らず、婚活に限らず、男女の違いによるものなのだそうです。

 

この男女の気持ちの高まりの違いを調べた立正大学心理学研究所の紀要論文では興味深い結果となったようです。

この研究では、日本全国の20代~40代の男女それぞれ1000人弱の大サンプルでインターネット調査で行われました。

6つの関係進展段階【友人→片思い→精神的恋人(プラトニック関係)→性的恋人→婚約者→配偶者】と4つの心理的魅力要因【親密性、情熱性、性欲性、コミットメント】を世代比較と男女比較で関係進展による変化を分析したようです。

男性は女性よりも進展段階の初期の段階でコミュニケーションおよび共行動において活発である一方、女性は進展段階の後半、とくに婚約段階以後において相互作用において活発であることが分かった。

身体接触傾向に関しては、男性は女性よりすべての進展段階でより活発であった。

〜中略〜

男性の浮気傾向は、すべての進展段階で女性の浮気傾向を上回っていた。

特に女性は、結婚後は急激に浮気傾向がなくなることも明らかにされた。

また、男性の嫉妬傾向は女性の嫉妬傾向より高かった。

男性は婚約後から夫婦関係にかけて嫉妬傾向が特に高いことが分かった。

 

特にこの研究で決定的なのは、4つの心理的魅力要因=Sternberg(1986)の『愛情の三角理論』で展開された【親密性】と【コミットメント】が男女の違いが大きいということです。

親密性で言うと、片想いの段階では女性の方が数値が高いのに、次段階の[片想い→精神的恋人]で男性の方が高まりそれからずっと男性の方が女性より高いままということ。

コミットメントでは[性的恋人→婚約者]の段階で女性が男性より高まります。

 

親密性=距離感、コミットメント=信頼関係、とでも言い換えるとわかりやすいのかもしれません。(正確じゃなかったらごめんなさい)

片想いから精神的恋人に移り変わる時に男性は距離感を縮めやすく、性的恋人から婚約者に移り変わる時に女性は家族としての信頼関係を感じやすいのだと思います。

 

これを(恋人作りではない)婚活に当てはめると親密性ではなくコミットメントが重要になってくるのは明らかですよね。

だから女性の心理的にも接触による信頼関係が築かれるのは「婚約直前」ということになります。

男女関係の進展による心理的魅力要因の変化(おまけ)

さらにこの論文ではこのようなことも書かれていました。

男性の場合、性欲と恋心が男女関係を維持する快楽として機能していると見ることもできる。

それに対して、女性の場合は、男女関係の基本として考えられているのは、性欲性や情熱性ではなく、親密性やコミットメントであること、さらに出産後は夫との関係よりも自分の子供との関係に快楽や幸福を感じることが、男性とは違う特徴である。

 

女性にとっては、性欲や恋心などの一時的で強烈な快楽よりも、長期に渡り自分の生活や自分の子供との生活を保障する親密性やコミットメントが男女を結びつける結束力として重要視されていると考えることができる。

 

相手の外見的魅力である美的魅力と性的魅力は男性の情熱性を発現させ、情熱性の中核である「恋心」を生み出す。

男性の場合、情熱性は友人段階ですでに、女性より高いことと、相手との交流がない片思い段階で情熱性が頂点に達していることを見ても、情熱性というものが交流がなくても相手を見るだけで発現していることがわかる。

 

相手との交流がない片思いの段階で情熱性が頂点に達しているという、まさしくデート2-3回で手を繋いでしまう男性ですよね...。

相手との交流が無いのに情熱性が高まるのは、いわゆる相手の気持ちを聞いていない勘違いでしかないということですよね。

勘違いのうちに親密性が高まってしまうということ。

仮交際は嫌にならない限り終了しないから

では、この手を繋いでしまって交際終了しないためにはどうしたらいいのか。

情熱性を抑える?親密性を遅らせる?どちらも正解じゃ無い気がします。

ここは女性にあわせて(というか結婚を考えて)コミットメントを高めていくのだと思います。

コミットメントは婚約段階で最も高く、結婚後も維持されていくもの。

夫婦関係、子育て関係の維持を安定的に継続していくものということなのでしょう。

 

まとめ

女性にとっての仮交際は「よくわからない、決断ができないけど様子見で付き合う」という程度のもの。

嫌にならない限り終了することは多くはないでしょう。

だから、仮交際の男性は、女性を無理に喜ばせたり気を使い過ぎたりせずに、嫌な気持ちにさせないように心がけましょう。

その上で、女性が最も重要視する夫婦関係、子育て家族関係を作り上げていき維持していくという姿勢や思いをコミットメントしていくことが大切なのです。

 

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